SUPとは?
水上スポーツの新定番として人気なのがスタンドアップ・パドルです。SUPというワードは耳にしたことがあるという方もいるかもしれません。マリンスポーツをしたいけど、体力がないので、のんびりできるオシャレな遊びをしたい!という方には特におすすめです。透明度が高い透き通ったエメラルドグリーンの海上散歩をしませんか。体力がなくても大丈夫!初心者でも気軽に楽しむことが出来るハワイで人気のスタンドアップ・パドル(SUP)のあれこれをご紹介します。
SUPとは
スタンドアップ・パドル(Stand UP Paddle)の略で日本ではSUPと書いてサップと呼ばれていることが多いです。「立ちこぎボード」と言われることもあります。スタンドアップパドル・サーフィンともいいます。海や湖、川などで幅広い場所で楽しめるウォータースポーツのひとつです。スタンドアップ・パドルはどういう意味なのでしょうか。簡単に言うと、サーフボードの上に立って1本のパドルを使って左右を交互に漕いで海の水面を進みます。長距離を楽に移動することが出来ることと、波や風のない水面がフラットな状態でも楽しめることが魅力の一つです。日本では、海だけではなく、流れが緩い河川でも楽しむことは出来るとして知られています。スタンドアップ・パドルで釣りをする人もいます。驚きですよね。理由としては、1人用ボートの代わりとして使うそうです。
ハワイで流行っているのはなぜ
実はスタンドアップ・パドルの歴史は、1960年代に米国ハワイ州ワイキキのビーチボーイズたちによって始められていたのです。ハワイで流行ったではなく、ハワイ発祥のウォータースポーツといえます。ワイキキのビーチボーイズたちがカヌーとサーフィンを融合したマリンスポーツを楽しみたいということを考えたのが発端と言われています。考えることがオシャレですよね。最近になって、ハワイのマウイやオアフ島で活躍するビックウェイヴサーファーたちが魅力を発信することによって再び脚光を浴びています。
スタンドアップ・パドル(SUP)の魅力とは
ライセンスも要らずに気軽に楽しむことができ、マリンスポーツの中では珍しいエクササイズの要素があります。スタンドアップ・パドル(SUP)は波乗りのサーフィン!というイメージが強いですが、バランス感覚も必要とされます。なんといってもサーフボードの上に立って海面を進むので、足の支え方や重心の加減なども重要となってきますよ。スポーツを楽しみながらエクササイズが出来るなんてスタンドアップ・パドル(SUP)の醍醐味ですよね。そうはいっても、ひっくり返るのは心配!という方もいると思いますが、安心して下さい。浮力が大きくて安定感が抜群のサーフボードなので、恐怖心を持たずに海の上を優雅に進む楽しさを味わうことが出来ますよ。また、海面に立ち上がって海面ではなく、身長の高さから目の前に広大に広がる海を見渡すこと出来るのも魅力のひとつです。のんびりと海上散歩が出来るということからスタンドアップ・パドル(SUP)のツーリングの人気が高まっています。海底の様子や海の中を泳いでいる魚たちの姿も楽しむことが出来ますよ。スタンドアップ・パドル(SUP)の魅力を簡単にご紹介します。
運動が苦手でも大丈夫!エクササイズも出来る
海が好きだけど、泳ぐのが苦手だから見るだけ!という方もいるかもしれません。海の上を自由自在に動くことが出来るサーフィンやマリンスポーツが出来るなんて羨ましい!と一度は憧れたことはあるのではないでしょうか。サーフィンは、見た目以上に難しいスポーツです。波の上でサーフボードの上に立つのも至難の業です。立ち上がった後でも波に乗ってサーフボードを動かしたり、ターンする等、技を成功するまでの道のりが長いので、断念する方も少なくありません。しかし、スタンドアップ・パドル(SUP)は違います。サーフボードがとても大きく、波がない場所で安定感があるので、運動が苦手という方でも最初からサーフボードの上に立って楽しむことが出来ます。最初から全力で楽しめるのが魅力でもあります。また、海の上で立つことで、バランス感覚が必要となってくるので、エクササイズとしても遊べますよ。
場所を問わずにいろんなスポットで遊べる
スタンドアップ・パドルは湖や川などの水辺がある場所であればどこでも遊ぶことが出来ます。いろいろな場所で楽しめるので、あなた好みのロケーションをチョイスしてみてはいかがでしょうか。スポットも選べますが、季節に合わせて様々なシーンを楽しむこともできますよ。春は桜が見えるスポット、夏は透明度が高い海の上で真夏を満喫、秋は紅葉が見えるスポットでのんびりスタンドアップ・パドル(SUP)をするのもおすすめです。
幅広い遊び方
スタンドアップ・パドル(SUP)は、サーフィンと違って遊び方も自由です。そのものを楽しむ方法もありますが、マリンスポーツの中では珍しく、あなた好みや気分でチョイスすることで、自由自在に遊べます。次はスタンドアップ・パドル(SUP)の幅広い遊び方についてご紹介します。
様々な遊び方があるスタンドアップ・パドル(SUP)の種類は?
SUPヨガ
スタンドアップ・パドル(SUP)の上でするヨガのことをいいます。大自然の広大な海を眺めてリラックスしながら、身体も鍛えることが出来るということもあって、最近ハマる女子が急増しています。特にハワイやアメリカの西海岸を皮切りに各国でSUPヨガの愛好者がたくさんいます。海面や水面の揺れを感じながら行うSUPヨガは陸上でのヨガとはまた違った体験を味わうことが出来ます。オシャレに敏感な方は特に必見です。
SUPフィッシング
スタンドアップ・パドル(SUP)を使って釣りを楽しむこともできます。魚釣りをする時は、基本的に一人用の船やボートを用意しますが、SUPフィッシングは、サーフボードのみで魚釣りが出来ます。魚が釣れるスポットは様々!船やボートでは入りにくいという場所でもサーフボード1枚ならスイスイと自由自在に移動できますよ。フィッシングが飽きたら海上をのんびりとスタンドアップ・パドル(SUP)するのも良いですよね。気分に合わせて他のレジャーとセット出来るのもスタンドアップ・パドル(SUP)の魅力です。
サーフィンってなに?
ウォータースポーツの一つです。それは知ってる!という方も多いのではないでしょうか。サーフィンは、簡単に言うと、サーフボードの上に立って波に乗って海面に出来る斜面を滑りながら進むスポーツです。サーフィンは、つかまって泳いだり、サーフボードの上に座ったり、うつ伏せになって波乗りのタイミングを待つのがメインです。特に天候に左右されるマリンスポーツで、波が来なければサーフィンは成立しないのがまた奥が深いですよね。時間帯も早朝や台風前の波が高くなる時がサーファーにはたまらないサーフィンタイムです。
サーフィンとスタンドアップ・パドル(SUP)の違いは?
簡単に言うと、使う道具が違います。サーフィンはサーフボードのみ、スタンドアップ・パドル(SUP)は、サーフボードとパドルが必要です。サーフボードの上に乗ってパドルを使うので、とても簡単に前に進むことが出来ます。また、サーフィンのようにショートボードやロングボードなどのサーフボードの種類の概念がなく、3メートルの大きなサーフボードを使うのも特徴のひとつです。サーフィンは波に乗ることで、楽しさや技を磨くものですが、スタンドアップ・パドル(SUP)は、波に乗って遊ぶこともできますが、パドルを使ってのんびりと海面を散歩することもできます。気分やしたいことによって、自由自在に選べるのもスタンドアップ・パドル(SUP)の魅力です。サーフィンは、基本を学んで経験を少し重ねないと楽しむことが出来ないのですが、スタンドアップ・パドル(SUP)は、体験した日から楽しむことが出来る身近なマリンスポーツでもあります。
装備や服装について
ボード
9フィート(約274.3cm)以上のロングボードと呼ばれているものを使用しています。最近では、サーフィン用ではなく、スタンドアップ・パドル専用のボードも開発されているそうです。基本的には、ロングボードを使うのが一般的ですが、上級者だと、ショートボードでも可能です。ロングボードとショートボードでもどちらでも可能ですが、まずはロングボードで挑戦してみるとよいですね。
パドル
パドルとは、パドルを操ることをパドリングといいます。水をとらえる部分は「ブレード」、棒の部分は「ロッド」や「シャフト」と呼ばれています。ロッドのつかみ方のコツは、肩幅よりも少し広めに広げて途中まで腕を上げた状態がベストです。座るのではなく、立った状態で漕げるように身長に合ったパドルを使うことをおすすめします。最近では、漕ぎやすくするためにグリップ部分も改良されているので、角度がついたものが主流となっています。
リーシュコード
サーフボードと身体を結ぶ紐状のことをいいます。流れ止めという意味があるパワーコードとも呼ばれています。基本的には長めの紐が使われます。
スタンドアップ・パドル自体に安定感はありますが、マリンスポーツなので、全身が濡れます。濡れても保温性があるフリーム素材や身動きがとりやすい服や速乾性が高い服がおすすめです。綿やデニム等の吸湿性の高い素材を選んでしまうと、一度海水に浸かると、重みで身動きがとりづらくなり、体温も奪ってしまうのもデメリットですので、ナイロンやポリエステルなどの化学繊維の素材を選ぶようにしてください。海に近いということもあるので、夏場は特に日焼け対策も必須です。頭上からの直射日光と海面の照り返しによって、普段より十分すぎるほどの日焼け止めクリームを塗らないと、肌が真っ赤になり、火傷をしたような状態となります。スタンドアップ・パドル(SUP)を楽しんでいる間は気にならないかもしれませんが、熱を吸収してしまい、体力も余分に奪われることになるので、注意が必要です。