体験ダイビングスポットとして人気の青の洞窟!名前は聞いたことはあるけど、実際どんなところか分からないという方も多いのではないでしょうか。
青の洞窟という名称を聞いたことはありますか。青の洞窟はイタリア南部・カプリ島にある海食洞で観光名称です。青の洞窟は、断崖絶壁に開いた入り口から内部に入ると、青色の輝きがくらい洞窟内を包み込むので、なんとも言い表せない神秘的な空間が広がります。
そもそも青の洞窟はどうやってできるのか疑問ですよね。地盤沈下により洞窟が海面下へ沈み、太陽光が石灰を多く含んだ白い海底に反射することで、海が青く見えるという説があります。
へぇ~そうなんだ。と興味は持っても実際に青の洞窟を見るためにイタリアに行こう!とはなかなかならないのではないでしょうか。近くに青の洞窟があったら行くのにな。と思っている方も多いと思いますが、日本各地に青の洞窟が見れるスポットがあるのはご存知でしょうか。
青の洞窟と呼ばれる場所は本場のイタリアのカプリ島以外に日本国内にも存在します。北海道から石垣島まで数か所存在するんです。
日本にある青の洞窟で一番有名なのが真栄田岬です。恩納村の真栄田岬にある青の洞窟は沖縄観光スポットとして有名な美ら海水族館から約1時間のアクセスです。
ここはシュノーケリングとダイビングの2つを楽しめるので、慣れてきたらダイビングしたい!という方にもおすすです。
時期と時間によっては貸切状態になることもあるそうです。2か所目は、北海道の小樽です。札幌市内から車で約一時間ほどかかります。3か所目は岩手の陸中海岸の八戸穴です。岩手県宮古市の浄土ヶ浜から船が出ていますよ。
4か所目は新潟の小木琴浦にある竜王洞です。こちらも船で行くことが出来ます。5か所目は三重の熊野です。場所はリアス式海岸特有の奇岩・巨岩を見ることが出来るので、青の洞窟に行く際には海岸線も散歩するのも良いかもしれません。
6か所目は京都の山陰海岸ジオパークエリアにある犬ヶ岬です。最後の7か所目は長崎の野母半島の南端に位置する白戸の穴洞窟です。
ここは昔海賊が住んでいたとも言われているスポットです。青の洞窟は全国各地に7か所あるとは驚きですよね。
シュノーケリングで全てのスポットを制覇するのも良いですが、まずは、最も綺麗と言われている沖縄の真栄田岬でシュノーケリングはいかがでしょうか。
太陽の光は水に入ると吸収されますが、青色が他の七色より波長が長いので、海が青く見えます。その青色が石灰質の白い海底に反射して洞窟内の天井を照らすので、神秘的な青い光となって、洞窟内を輝かすことが出来るそうです。自然が創り出す世界は奥が深いんです。
5月~10月と言われています。気温が落ち込む真冬は少なく、時間によっては貸切状態になることもあるそうですが、ベストシーズンに合わせて青の洞窟でシュノーケリングをすると、混むこともあります。人気スポットなので、早めに予約することが大切です。
沖縄は特に雨や台風が多く、梅雨時期になると特に不安定な天候が続くので、心配ですよね。青の洞窟は雨の日でも問題ありません。洞窟内は波は少ないので、海が荒れていない限りは楽しめるケースが多いとのことです。
多少の雨は大丈夫ですが、台風になると、青の洞窟までの船が運航しないことが多いので、利用は控えた方が良いと思います。事前に天候を確認する方がベストです。
青の洞窟内は、一般的な海と異なり、水面が青く輝くので、透き通ったエメラルドグリーンの海がキラキラ輝いて見えます。入り組んだ場所にあるので、海岸と違って、打ち寄せるさざなみの音がとても心地よく感じること間違いないでしょう。非日常的な雰囲気を味わうことが出来る幻想的な空間が広がります。レンズ越しで見る世界と実際に足を運んで青の洞窟を見るのでは比べ物にならないほど感動しますよ。 ここまでで青の洞窟のことは少し分かった!という方はここからシュノーケリングについてお話します。
シュノーケルという器材を使う遊泳のことを言いますが、水面または比較的浅い水中を遊泳するケースのことです。シュノーケル(空気を吸う筒)のみでも遊泳出来ますが、一般的にはマスク(水中メガネ)もしくはフィン(足ひれ)を一緒に使うことが多いです。シュノーケリングは年齢制限がないので、お子様からご年配まで幅広く気軽に楽しむことができるんです。マリンスポーツの中でもハードルが低いので、まず何かをしたい!という時には最適かもしれませんね。また、シュノーケリングは、ライセンスや資格も必要ないので、特に何も気にせず楽しむことができますよ。
シュノーケリングスポットには様々な生き物や風景が目の前に広がります。シュノーケリングのあれこれを知る前にどんな生き物に出会えるかを簡単にご紹介します。
【ウミガメ】
沖縄や鹿児島周辺の海でよく見られます。ウミガメを見るなら産卵期の5月~8月にかけてがベストシーズンです。その時期にはウミガメに会うためのシュノーケリングツアーが組まれるほど人気です。
【カクレクマノミ】
映画でとてもメジャーなお魚になりましたよね。イソギンチャクの間から顔を覗かせる人気アイドルのカクレクマノミは、水深10m以上に生息するといわれているので、運が良くて目が良かったら見つけることが出来るかもしれません。
【マンタ】
沖縄・石垣島に多く生息しています。シーズンは特になく、1年を通してマンタに会える可能性は充分ありますよ。
簡単に言うと「気軽に川や浅瀬や海、どこでも初心者でも始められるシュノーケリング」と「海をメインとして満喫するダイビング」という違いがあります。
スキューバダイビングと比べてシュノーケリングは必要な器材が少なく、スポーツ用品店やホームセンターでも購入できるほど低予算でも始めやすいのが特徴です。
スキューバダイビングは、空気を詰めたタンクを使ってダイビングをするマリンスポーツのことです。スキューバダイビングの中でも種類は枝分かれしていて、息をこらえる潜水をフリーダイビングといい、地上からホースで空気を送る潜水を送気式潜水と呼んでいます。
スキューバダイビングには教材や申請代、現地の施設使用料やスクーバタンク代やインストラクターに教えてもらうレッスン代、交通費や宿泊費等も加味すると、一般的に4~9万円程度必要と言われています。
その他、スキューバダイビングをするには、Cカードを所得しなければならないという条件もあります。必要な器材もスクーバ・タンク、レギュレーター、ダイビングスーツ、浮力を調整するBC、BCD、マスク、フィン、スノーケル、ウエイト、ウエイトベルト、残圧計、深度計、コンパス、時計の装置が必要でアイテム数だけでもかなりの費用がかかると想像出来ますよね。費用もハードルもとても高いスキューバダイビングに比べて、シュノーケリングはシュノーケル、マスク、フィンの3点セットのみなので、装備が軽量で動きやすいのも特徴です。服装もウエットスーツやラッシュガード、ライフジャケットが基本となります。レンタル可能のショップも多く、購入した場合でも比較的安く始めることが出来ます。また、スキューバダイビングと違って、Cカードというライセンスを所得する必要がなく、海岸近く等でも気軽にできるので、手軽なレジャースポーツとして人気が高いのも特徴です。
水深や許容範囲の違いもあります。シュノーケリングは、グラスボードのように水面に浮いて海の様子を上から眺めて遊泳するという楽しみ方ですが、スキューバダイビングは空気のタンクを背負うので、まず重たい!という感覚はありますが、息を吸うということが確保されているので、安心感はあります。また、スキューバダイビングだと、深い場所で生きている魚も間近で見ることができるので、海の神秘的な世界を味わいたいという方にはオススメです。
「シュノーケリングとスキューバダイビングとの違いは分かったけど、素潜りとはどう違うの?」と思った方もいるかもしれません。 シュノーケリングの目的は「水面に浮いて海中の中を観察する」ということですが、素潜りは「ほとんど装備はなく、自分の力のみで水中に潜る」がメインでモリで魚を刺したり、手づかみでサザエを取ったりと何らかの漁をすることが目的なことが多いです。 ここまででシュノーケリングというのはどういったマリンスポーツかということを少し理解したという方も多いと思うので、実際にシュノーケリングをする際に知識として必要なことをお伝えします。
シュノーケルとマスク、フィンの3点がシュノーケリングに必要な道具とされています。シュノーケルは、口にくわえて先端を水面上に出して吸排気を行います。
シュノーケルは見たことやイメージを膨らませることはできますか。シュノーケルは口からパイプが出ていて、パイプの先端が常に水面に出ています。海中にパイプが入っていないので、呼吸をしても水が入ってくることがないので、ずっと水中を見ていられるように工夫されています。
楽に呼吸することができるので、素潜りと違って息が苦しくなったら水面に顔を出して呼吸することもありません。シュノーケルがフィットしている限り、顔を水中につけて色鮮やかな魚たちを見ることができますよ。
シュノーケル装着時には口のみから呼吸をすることになるので、誤って鼻呼吸をして水を吸い込むことがないようにマスクは学校や習い事で使っていた水泳の水中メガネとは違い、目だけではなく、鼻まで覆った専用のものを使うことが多いです。鼻をつまむことができるようになっている機能も付いています。なぜそんな機能がついているの?と疑問に思いませんか。なぜかというと、水面で浮いている時は必要ないのですが、息を止めた状態で深く潜ることで、水圧がかかって耳が痛くなります。例えば、富士山等の高い山に登ったり、エレベーターで最上階等に行く際に一時的に鼓膜が膨張して違和感を感じる時はありませんか。その現象と似ているのですが、少し鼓膜がおかしいなを治す時に鼻をつまむからです。その方法とは、口を閉じて鼻をつまんで息を吐いて、耳の方に空気を送り込みます。これが「耳抜き」といいます。そうすることによって、鼓膜の中と外との圧力を調整することができるんです。その方法を知っているだけでも安心感がありますよね。3点目のフィンは足ひれとも呼びますが、楽に水中を泳ぐためには必須アイテムです。海はプールと違って、波や潮の満ち引きがあるので、前に進むためにもとても体力を消耗します。普段、プールを泳いでいて得意という方も海では少し苦手という方もいますし、体力に自信がないという方は尚更、フィンが大活躍します。フィンにも種類があり、かかとまであるフルフットタイプ、足首にストラップをかけるものをストラップタイプと呼びます。
2つとも名前の由来はとても覚えやすいですよね。どっちが良いのかと悩むとは思いますが、自分の脚力に合ったものを選ぶのがポイントです。
フルフットタイプはかかとまであるので、足をフィンに滑り込ませて履くタイプです。かかとまでしっかりホールドしてくれるので、海水をキックしやすいのも特徴です。
ボートから海に入るボートエントリーのシュノーケリングにもおすすめです。2つ目はストラップタイプのフィンのご紹介です。
ストラップでベルトの長さを調節できるので、小さなお子様や成長期の方にもおすすめです。
フルフットタイプは素足で履くタイプでしたが、ストラップタイプは、マリンシューズや靴下を履いて使えるのも特徴です。
岩場で足をケガしずらくできるので、海岸から海に入るビーチエントリーに適しています。番外編でマリンシューズという岩場やサンゴビーチでもしっかり歩くことができ、マリンシューズの上からフィンも装着できるので、安全に過ごしたい!という方には特におすすめです。
岩場やサンゴ礁の多い海でふやけた手で何かを触るとすぐケガをしてしまうケースがあります。その際に活躍するのがグローブです。観察するために手にのせたり、ケガしないように手を岩場についた時でも安心ですよね。ウエットスーツはラッシュガードがおすすめです。紫外線や体温低下等にも役に立ち、泳ぎが苦手な方におすすめです。
普段、メガネやコンタクトレンズを使っている!という方も現代では増えてきているのではないでしょうか。目が悪いと、コンタクトレンズの上からゴーグルをかけたり、度数入りのゴーグルをかけた方も多いと思います。実際にコンタクトレンズの上からゴーグルをかけて少しでも水が入ると、ゴーグルの方に気が散ってしまい、水泳に集中できないというパターンもかなり多いのも事実です。シュノーケリングもコンタクトレンズをつけた状態でシュノーケルをすることもできますが、コンタクトレンズが外れたり、海水によってコンタクトレンズが汚染されることも想定されるので、もし付けた状態でシュノーケリングをする場合は使い捨てコンタクトレンズにするか眼科に相談することをおすすめします。
メガネはあるけど、コンタクトレンズは処方しないとない!という方に朗報です。海中では、なぜか陸上よりハッキリ物が見えます。目が良くなった?と錯覚するかもしれませんが、視力は良くはなっていません。裸眼でも多少の視力の低さは気にならないといわれています。
シュノーケリングする時には体全体の力を抜いて浮く!ということがポイントです。両手・両足・肩を特に意識することも大切です。緊張しすぎたり身体が固くなると、フィンを上手く動かせなかったり、思った以上に早く体力を消耗してしまう場合もありますので、リラックスすることが重要です。
水中でのコツをお教えします。胸を張って、斜め前方に顔を向けた体制を維持し、手は使わず、両手は脇腹に軽くつけます。リラックスした状態で深くゆっくり深呼吸して膝を曲げすぎないようにキックします。その時に上半身の軸がズレないようにまっすぐ上半身の姿勢を保つことが大切です。呼吸をする時に注意点があります。頻繁に息を止めて潜ることを繰り返すことで、一時的に脳が酸欠状態となって水中で意識を失う場合もあるので、シュノーケリングのコツと一緒に知識を持ち合わせることも必要です。
気を付けることは
鼻や耳の中に水が入ったらシュノーケルどころではありませんよね。そこで、水は入りにくくなる方法をご紹介します。
それぞれ顔の形や大きさが違うので、ストラップを使わずに顔にマスクを当てて、鼻から息を吸った状態でマスクが顔に吸着して落ちないものを選ぶということを徹底してみてください。いろんなフレームがあるので、そこは妥協せずに分からなくなったら、お店の人に聞きながら選びましょう。シュノーケリングしている際に急に水が入ってきたらパニックになるので、リスクは回避しておくことが大切です。気を付けていてもなんらかの拍子でマスクが外れたりズレたりする場合があるので、出来る限り自分の顔のサイズや形に合ったフレーム選びを心がけて下さい。
そんなことはありません。水は入ります。顔を海中に向かって傾けすぎると、パイプの先が水中に入ってしまうことで、水は入るので、パイプからの呼吸ができなくなります。出来るだけ斜め前を見ながら水中を眺めることで、パイプに水が入るということを防げます。万が一、シュノーケルの中に海水が入ってきた場合の対処法もご紹介しておきます。シュノーケルクリアという方法があります。勢いよく息を吐きだすことで、パイプに入ってきた海水を水面に出すことが可能です。シュノーケリングをしていて海水が入った!という時はシュノーケルクリアを是非試してみてください。
実際にシュノーケリングしてグラスが曇ったら、パニックに陥ってしまいそう。と不安なそこのあなた。グラスが曇りにくくなる方法をお教えします!シュノーケリング中に視界が悪くならないように海に入る前に曇り止めをする必要があります。家のガラスを曇らなくする方法と同様ですが、歯磨き粉を少しつけて伸ばすだけで曇り止めになります。また、曇り止めスプレーがあればそれを使えば簡単にできますが、お金をかけずにすぐ実践できるといえばツバです。グラスにツバをたくさんつけてこするだけでも曇り止めになるので、簡単ですよね。是非、皆さんも試してみてください。
いかがでしたでしょうか。シュノーケリングは気軽に始められるマリンスポーツではありますが、海という自然が相手なので、油断大敵です。海には危険な生物も生息していますし、シュノーケリングに夢中で気づいたら潮の流れが速い場所に流されていて沖までが遠くてその頃には体力は限られていたりするととても危ないですよね。リスクヘッジの意味も込めてシュノーケリングは一人でするのではなく、必ず2人以上で行ってください。水面だけに集中せずに仲間がいることを確認しながら楽しむのが大切です。せっかくシュノーケリングするために遊びに来たから多少の無理はしたい!大丈夫だろう。と安易に考えるのも危険です。体調が悪い時や飲酒後のシュノーケリングは危ない上に足をつる可能性もあります。そういったリスクも考えながらシュノーケリングをするということが大切です。
青の洞窟シュノーケリングを気軽に始められるといっても奥が深いマリンスポーツですよね。気軽に始められるので、今年の夏は海遊びをしたい!という方にはシュノーケリングがおすすめです。親子で始めるのもよし!友人と始めるのもよし!楽しみ方はたくさんありますよ。透き通った海や綺麗な魚を眺める楽しさを知るきっかけになればと思います。是非、この機会にシュノーケリングを体験してみましょう。運が良ければ、魚たちと一緒に記念撮影することが出来るかもしれませんね。